[本]鬼速PDCA / 冨田 和成著 レビュー ★★★★★

こんにちは。
しかさぶろうです。

鬼速PDCA」という本を読みましたのでレビューします。

結論としては、とても面白く勉強になりました。「★★★★★」です

 

本編は▼をご覧ください

読もうと思ったきっかけ

最近、仕事でプロジェクトの立ち上げを行うことが多く、KGIKPIをバシッと決めて

振り返りを行っていきたいなぁと思っていたのですが、

いまいち具体的にどうやって設定すれば良いかが分からず(かと言って周囲に相談できる

人もいなかったため)なんとなく自己流で決めていました。

 

KGIやKPIをもっとちゃんと勉強したいなと思って、ググっていたところKGIとKPIに追加して

KDIという用語まで「鬼速PDCA」という本で解説しているというブログ記事に行きあたりました。

 

KDIって初めて聞いた言葉で(結果、著者の造語とのことです)興味が湧いたのがきっかけです。

本書はベストセラーですしタイトルにインパクトがあるので、ずっと気になっており

「いつか読みたいなぁ」と思っていつつ先延ばしになっていたのですが、思い切って

購入しました。

読み終えた直後の感想

正直、面白かったです。

PDCAというと新入社員研修時代から何度も聞いてきた言葉ですが、目からウロコの

話が多かったです。

恥ずかしながら私はPDCAのことをほとんど分かっていなかったなと…。

著者が本当に現場でPDCAを回しまくったんだろうなというのが伝わってきました

本書の内容や感銘をうけた部分

本書の内容や私が感銘を受けた部分を雑多に書いてみます。(まとまりなくてすみません)

  • タイトルでは”鬼速”というキーワードに視線を奪われがちですが、著書内では
    PDCAについて非常に丁寧に解説してくれます
    ⇒ 個人的には、鬼速の部分よりPDCAの説明についての方が勉強になりました

 

  • 著者いわく、PDCAは最高のビジネススキルでありそれ以上の存在とのこと
    他のビジネススキルを習得するためのプラットフォームがPDCAとのこと

 

  • そんなPDCAがなぜ浸透しないのか?という分析からスタートしてくれています
    ⇒ その分析結果も非常に明快で説得力あり

 

  • P・D・C・Aを1章ずつ丁寧に説明してくれています
    その説明の内容が具体的であり、実践にすぐに役立つ説明だと感じました

 

  • P(Plan)の章では、KGIの設定からKPIの設定のコツを説明してくれています
    丁寧かつ具体的な説明のため非常にわかりやすく参考になりました。

 

  • D(Do)の章では、KDIについて解説してくれます。
    KDIとは、Key Do Indicatorの略で著者の造語。
    つまるところ実行すべき内容を定量的に示すためのものでした。
    定量的に表せないDoの評価方法まで記載してくれています

 

  • C(Check)については、Checkの方法を5つのステップで説明してくれています。
    これも明快で分かりやすかったです

 

  • A(Adjust)については、勉強になったというか印象的でした。
    通常PDCAの”A”はActionですが、著者はAdjustという言葉を充てています。
    それは”A”のフェーズでは、反省点の修正だけではなく良かった点をさらに向上させる
    ことも含まれているという思いからだそうです。
    私は、どうしても”C”のフェーズで反省点が多くなり、”A”では改善ばかりを考えてしまうのですが良かった点も大事なんだなということを気づかせてくれました

 

  • 著者が普段しようしているツールについても紹介してくれています。
    ToDO管理ツールの「TODOIST」というツールが紹介されており、私も使用して
    みようと思っています

 

  • ちょっと本題からはずれますが、思考の限界を説明するためのノミの実験の話が
    面白かったです。
    本来2mジャンプできるノミを数日間高さ50cmのカバーをかけられると、カバーを
    外したあとも50cm以上飛べなくなるそうです。つまり、そこで自ら限界を設けて
    しまっているとのこと。
    このノミがまた2m飛べるようになるための方法が…素晴らしかったです

PDCAを鬼速で回したいという方にも、PDCAを一から見直したいという方にも

おすすめです

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